2009年05月16日

神戸で新型インフルエンザ発生

既にニュースになっているので皆さんご存じでしょうが、神戸で渡航経験のない高校生が新型インフルエンザにかかっていたことが判明して大騒ぎになっています。

知り合いの方の情報では16日から22日まで第一学区(神戸市東灘区、灘区、中央区、芦屋市)の学校は一週間ほど休校になるようです。

神戸市と兵庫県のホームページにもその情報が掲載されておりましたので以下に掲げておきます。(URLは変更される可能性がありますので、変更されていてアクセスできない場合は各ホームページのトップページに行って情報を探して下さい。大抵は最初に表示されるページの上の方など、一番目立つところに掲載されています。)

(神戸市)http://www.city.kobe.lg.jp/safety/health/infection/influ-index.html
(兵庫県)http://web.pref.hyogo.jp/ac02/influenza.html#h01

個人的には今回の新型インフルエンザの件については症例や患者数などの情報を冷静に分析すると、世界規模で必要以上に騒ぎすぎている感があり、何か政治的なウラがあるんじゃないかと思っております。

ただ、子供達の命と安全を預かる学校関係者の皆さんの立場に立って考えれば、絶対に万が一のことがあってはならず、従って対処を誤るわけにもいかず、精神的にも実際の対処に際しても大変なご苦労があるかと思います。

子を持つ親の心境としては私も大事にならずに済んで欲しいと思ってはおりますが、とりあえず今必要なことはむやみに恐れたりパニックに陥ったりしないよう、新型インフルエンザに対する正しい情報を仕入れて、あわてず騒がす冷静に対処することだと考えています。

(情報の一例)

 http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/1955.html
 http://www.anzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2009C151
 http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/2009who/090511assess_severity.html

上に挙げた情報だけでなく、ニュースソースはいろいろありますが、本来はもっと詳細に公表されるべき、発生源とされているメキシコにおける患者の全体的な症例の度合いだとか、重篤患者に移行した度合だとか、経過だとか、そういった情報がほとんど出てこないまま、単に日本でも発生したとか、どこそこでも発生した、などといった発生者数の情報だけが「アオリ」のように報道されている時点で、私はマスコミや政府の報道は少し無責任だなと感じています。

ま、ニュースソースの一番のおおもとであるはずのWHOの発表文書の中にメキシコでの状況を把握できていないような記述があったりするので、政府やマスコミもそれ以上の報道が出来ず、やむを得ないと言われればそれまでなのですが、逆に言えばそのあたりが何となく政治的な「きな臭さ」を感じさせる部分だったりするので、個人的には注視が必要かなと思っております。

[閑話休題]

ウチの事務所は中央区にあり、学校関係の顧問先もありますので他人事ではなく、十分な警戒が必要なのですが、そもそも今回の新型インフルエンザは弱毒性で、実際にも多くの患者は軽い症状で既に回復に向かっているとのことで、あまり大騒ぎする必要はないかなと考えています。

WHOの文章などをみると「最初は軽い症状だったモノが6ヶ月後に重い症状となって再流行した」といった過去のパンデミックの経緯も紹介されていますが、それが起こったのは1918年、医療技術も製薬技術も今と比べてはるかに劣る時代の話ですので、それをそのまま現代に当てはめて説明するのはちょっと違うかなと思ったりもしました。

いずれにせよ早いところ収束して欲しいと思う今日この頃です。

【追記】

神戸市や兵庫県のHPは情報が更新されていませんが、神戸新聞のホームページの報道(5/16 18:19)によれば、新たに兵庫区、北区、長田区の3区で休校などが決定されたそうです。(22日まで) 


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Posted by 手裏剣税理士 at 18:44│Comments(0)時事ネタ
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